GARAGE WORKS

diary

number:

106

2013.02.05

こっそりと作りまくる日々

Kanban

 

 

 

こう何度も「久しぶり」してると、今さら更新しなかった言い訳も寒いので、何事もなかったかのように再開。

 

「作る人」になりたくて借りたこの物件。

この物件が出来るまでもそりゃーいろいろ大変だったけど、お店がオープンして以来、細かいものを合わせたら、一体いくつのものを作ったか・・・もう覚えてない。

看板、棚、テーブルやベンチ、トビラ、木のお皿や箱、メニューブック・・・数え上げたらきりがない。それでも、日々、どこからともなく湧いてくる湧いてくる! 

 

お店で使うものはなるべく自分で、自宅で使うものはなるべく自分で。

 

そう思って「使いたいもの」や「不便な箇所」を作ろう、直そうとすると、いつも使っている「やることリスト(ノート)」はあっという間にびっしり。あまりの多さに、時々パンクしそうになるけど、これでこそ、この「場所」を作った甲斐があるってもんだ。

 

へたくそが、少しでもうまくなるためには、「とにかく考えながら回数をこなすこと」。

それしかない。

コツコツ作る。ひたすら作る。

知ってる人に聞きまくる。調べまくる。そしてまた作ってみる。

コツコツ、なるべく「時間の間隔をあけず」に作る。覚えたことを忘れないように。

合ってるか間違ってるかは知らないが、これがオレの上達法。遠いようで実は最速の道。

 

お店と家があれば、「作らないといけないもの」は絶えずゴマンとあって、追いつかないくらいだから、しばらくはヒーコラいいながら楽しめそうだ。無我夢中にやっていたら、気がついたら、いつのまにか色々作れるようになっていた・・・・ってのがベストなんだけどな、どうなることやら。

 

最近作り始めたのはお店の看板。

上の写真のように、まだパソコン上で簡単な図面を書いているような状態。

用意しなきゃいけない材料やサイズを正確に出すのは、パソコンを使った方が頭が整理できていい。

絵がキレイに描けないってのもあるけど、何かを作り始める時は、単純なものをのぞいて、たいがいは最初にパソコンで簡単な図面を作る。設計士ではないので、あくまで自分が分かればいいくらいの。

鉄のフレームと木の看板。溶接と木工。

ランチタイムとディナータイムをクルッとまわして、表面と裏面で切り替えられるような。

白い文字の部分はうまいこと手書きでかけると良いな。フリーハンドはまず無理だから、絵が下手なオレでもうまく文字を木の看板に、白いペンキで転写できる方法を模索中。

 

こちょこちょと報告していきますね。

 

p−えす

どうでもいいことだけど、溶接ってめちゃくちゃ面白い。

だってほら、鉄がくっつくんだぜ。もうなんだって作れますよ的な気持ちになってしまいます。

まぁでも、実際にやってみると、うまい職人さんとの「差」に唖然とするんですがね。

ま、自分で使うモノなら、ちょっと汚くてもいいさな。

ススメてもどうなんだとか思いつつ、オススメ。

オススメ? ・・・・うん、オススメっす。

 

ほいでは。

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diary

number:

107

2013.02.13

いろいろ手を出す

Denpyou-2

 

 

 

気になったものは、ついついなんでも手を出してしまうタイプ。
革細工もそのひとつ。
たまにムショーに作りたくなって、あれこれ作って満足するとまたしばらくやんなかったり。
そんなだからなかなかうまくはならないけれど、自分が使うちょっとしたものくらいは別に失敗しても売るわけじゃないし、だいたい自分で作っちゃう。
今回はこれ。お店で使う伝票のカバー。お会計伝票をテーブルに届ける際のちょっとした気遣いグッズ。
2つ折のパタンと閉めるやつは、何となく「高級な店っぽい」感じがどうも好きじゃない。うちは高級な店じゃないし。

 

Denpyou


そこでなんか面白いカタチはないかなぁ~っと考えたのが革のカバー。伝票のクリップに挟んで使えて、ペラッとめくりやすいように、ちょっとつまめる部分を付けて。あとはまわりを縫って、完成。いや、ほんとはお店のロゴの「焼印」なんてあったら最高なんだけどな。真ん中にポンッと押せたらサマになるのになぁ・・・次は焼印作りたいすな。よし、作るぞ、焼印。

 

ちなみに、銀色の伝票ホルダーも自分で作ってみた。作ったなんて言っても、ただアルミの板をホームセンターでカットしてもらい、まわりを削って穴あけて、クリップのパーツを取付けただけのシンプルなもんだけど。なんか市販の伝票ホルダーよりも少し厚手の重みがあるアルミの板がいいなぁっと思って。ずっと使い続けて、だんだんアルミに細かい傷がついて年季が入っていく感じが・・・なんて妄想中。今はまだピカピカなのさ。

 

この伝票ホルダーに年季が入る頃には、今よりもっといい店ができるはずだね。

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number:

108

2013.02.15

最近のうちのお店〜内外装編

Tennai

 

 

 

そういえば、最近のうちのお店の様子とか、全然出してなかったなぁっと思ってさくっと報告。

お店のスタート時から比べると、手作りのテーブルやベンチなども増えて、だいぶ居心地のいい空間になってきた。今度ゆっくりひとつひとつ紹介できたらなぁっと思うけど、手前の木の天板に鉄の足を付けたテーブルやベンチはお店の横の工房でひとつひとつ手作りで。まだまだへたっぴで、とても人に売れるようなもんじゃないけど、それでも自分なりにあれやこれや考えて、使ってみたら、また改良してってのが楽しい。たまに「この家具売ってってないんですか?」なんて聞いてくれる人がいると、それがまた作るモチベーションをマックスにしてくれる。早くうまくなって、ひとつでも売りたいなぁ。なぁ〜。

 

 

Gaisou

 

相変わらずの怪しい外装。

でも、オイラはこの外装が、好きなのさ! LOVE 鉄工所!

 

 

IMG_7572

 

 

だって、このトタンの色とか、最高だよね。

CDや雑誌の撮影で人気のトタンくん。分かる人は分かる・・・うん。

 

 

Tennai-2

 

もっともっと、居心地のいい空間にしたい。

もっともっと、おいしい料理を出したい。

もっともっと、おいしいコーヒやお酒を出したい。

もっともっと、もっともっと・・・・

あーきりがない・・・

 

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number:

109

2013.02.15

ステキ布

Kilim

 

 

 

お気に入りのソファ。背もたれなしのぼろソファ。

シートも、手をかけるところもボロボロで、それじゃ〜あんまりだから、知り合いから買ったお気に入りのキリムをかけてごまかし(?)てる・・・んじゃなくて、このキリムがあるから色合いが最高にお気に入り。

キリム=Kilim。トルコに伝わる平織りの織物。色も派手なものから地味なものまで、模様も様々で本当にいろんなのがあるんだけど、おいらの場合は何かと古いものが好きなので、「ダメージド・キリム」と呼ばれる、簡単に言うと「中古」の使い古したキリムをあえて買った。この色褪せた感じが派手すぎなくて好きだ。「enmock」の重田くんからいろいろなサンプルを見せてもらい、その中から選びに選んで買った5枚のキリム。本当は別の目的のために買ったんだけど、お気に入りのソファがあまりにボロボロになったから、かわいそくなってパサッと被せてやったわけです。これでもうしばらく現役生活送れますな。こいつのお手入れ方法は簡単。汚れたら中性洗剤かけてゴシゴシモップでこすって、お日様の下でカラリと乾かしてやればそれでオッケー。相方のセーターを乾燥機で乾かしてすぐに縮ませるオレとしては、そんなラフな感じもお気に入りの理由です。

 

あ、いけね、本当は別のこと書こうと思ったのに、ついついキリムに目が行ってしまった・・・

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number:

110

2013.02.18

飽きっぽい自分の生かし方

ITA

 

 

 

最近はこんなのも作った。

合板じゃなくて、無垢のラワン材(安いけど木目もキレイで磨くとステキになるよ)を切って、丁寧にヤスリをかけてツルツルにして、焼き印がないから(欲しい!)お店のスタンプを押して、最後にOSMOのクリアを塗って仕上げ! ピザを置いてみたり、ランチのプレートで使ってみたり、簡単だけど、いろんなものに使えます。なかなかよろし。

 

 

ところで、本題。

 

こうやってい、適当ながらもいろんなモノを作っていると、「職人」に憧れてしまう自分がいる。
っが、性格的にあまり「職人向き」じゃないことも、これくらいの歳になると、何となく分かってきたりもする。
何か「ひとつ」を作り続けることがあまり得意じゃない。だからなんでも作ってみたくなる。手を出してみたくなる。
なんでも作ってみようとするから、ちょっとだけならいろんなことが出来る。でも、何一つ、職人さんのようには出来ない。
はて、どうしたものか、この性格・・・・
なんてちょっと悩んだ時期もあった。
でも、最近気がついた。
職人さんの手を借りて、物をカタチにする方法もあるんじゃないかな・・・と。
新しいアイディアを考えるのが楽しいから。いつもいつも、新しいアイディアを考えて暮らせたら、それが一番いいんだ、自分にとっては。

同じものをひたすらいくつも作って腕を磨いていく職人さんに憧れるけど、今のオレには無理そう(まだ諦めてはいませんがね)。
だから、新しいアイディアを考えて、まずひとつ、ヘタクソながらも自分でサンプルを作り(そこまではできる)、アイディアが完成したら、それを売ってみたくなったら、そのアイディアを持って、職人さんに頼んで作ってもらえばいい。
オレが今から「売れるレベル」の技術を身につけようと思ったら、ひとつの作品を作るのに10年かかっちゃうもん。技術が追っ付かなかったら、どんなけ新しいアイディアを考えても、いっこうに「カタチ」にはならないもんね。それではなつまんない。
でも、職人さんと話す時に「未経験&無知」じゃ、込み入った話は一切出来ない。だから、「最低限の経験と知識」は持っておきたい。最低限の知識と経験があれば、無知よりは遥かに、職人さんからいろんなモノを盗み取れるし。話していても楽しい。

まずは自分でヘタクソながらもアイディアを詰め込んだサンプルをひとつ作りながら、楽しみながら「最低限の経験と知識」を得る。そして、そのアイディアを職人さんに上手に作ってもらい、きちんとした商品として店頭に並べたい。

いろんなことに手を出すけど飽きっぽい自分の性格をなんとかポジティブ活用する為の作戦。
よし、それならいけそうだ。なんか面白くてカッコいいモノないかな。

でも、そうやって、いろんなものに手を出し続けてる間に、そのうち、何歳になってもいいから、最後に「これだ!」っと思える「手に職」に出会えたら、嬉しいんだけどな。

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