GARAGE WORKS

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number:

034

2010.02.04

救世主

Yuki

  

 

 

先日の雪の夜。

兄貴家族が世界旅行から一時帰国中ということで久しぶりに高橋家一同、横浜の実家に集合。

おせち料理なども登場し、ずいぶん遅いお正月です。


夕方から降り始めた雪が、なかなか「正月気分」を演出し「いいねぇ〜」などと言いながらワイワイと夕食会。

ひとしきり飯も喰い終わり、ふと外を見ると、もうずいぶんと雪が積もってる。

車で来てる妹は「怖い怖い!」と言いながら早めに帰宅。オレも車なんだけど、「ま、まだ大丈夫っしょ」と、兄貴とくっちゃべりながらしばらくダラダラしてから、1時間後にアニキ&サヤカさん、海、空を乗せて実家を出発。

「まぁ、ゆっくり行こうよ」などと言いつつ、車を走らせ高速へ。この時点で「ここ横浜?」ってくらいの雪化粧。すでに吹雪き。これ、けっこうヤバいんじゃね?

「ちょっとリアルにヤバくなってきたから慎重に行くわ」と、アニキにいいながら、高速の緩いカーブをのろのろと走っていると・・・・

・・・・・?

あれ? ブレーキがきかないんですけど・・・ハンドルが・・・・

やっば〜〜〜い!

雪でタイヤがスリップし、ハンドル操作もできぬまま、まっすぐガードレールめがけて車は一直線に。

・・・ぴた。

な、なんと、幸運にもガードレールの20センチくらい手前で停車。あぶね〜。

気を取り直し、またのろのろ走り出すも、ますます降り積もる雪で、状況は悪くなるばかり。

あとで分かったことだけど、この時点で高速の入り口はすでに通行止め。

まさに、間一髪、滑り込みセ〜フ!で魔のスイートスポットに迷い込んでしまったわけですな。

このままじゃヤバい。まぁ、オレ一人とかアニキとふたりならまだいいが、サヤカさんや海、空もいるし、これ以上アブね〜目に遭わせるわけにはいか〜ん。こりゃ、高速降りて、アニキたちにはタクシーで帰ってもらった方がいいな・・・・

そんなとっさの判断で、目の前に現れた出口へ。

しか〜し、この高速出口がタチ悪かった!

ぐるりとカーブした上り坂。しかも前にはスリップする車が2台。後ろにも車。もう後戻りはできず、しかも、当然のようにオレの車も大変。坂の途中でタイヤは空転。ヤッベ〜っとなった時に、すかさずアニキ&サヤカさんが外に飛びだし車を押してくれ、スリップしながらもなんとか坂の途中に停車。さすが!世界サバイバル中の夫婦!危険回避能力が高い! マジで助かりました。

いや〜、ほんと、久しぶりの大ピンチに、足が震えた。

もうさすがに、これ以上前には進めないねということで、アニキたちにはタクシーで帰ってもらい、オレは動けない車の中でポツリ、「さて・・・・」

まずはJAFに電話。・・・って、ぜんぜんつながらな〜い!

ま、そうだよね。オレと同じような目に遭っとる人が、いっぱいいるんだね。

ふと周りを見ると、パトカーや救急車、JAFの車がひっきりなしに走り回ってる。

「こりゃ〜、もう今日は帰れないかもなぁ〜。ま、これはこれで、面白いか・・・」

なんて、雪の中でタバコを一服してるとき、ふとある男の顔が頭に浮かんだ。

その男の名は根岸。

神奈川県の三浦で中古車屋を営むオレの高校時代からの友達。

ただいま夜の1時。

と、いいつつすかさず電話。

「オ〜ッス! 寝てた〜? 今さぁ、高速でさぁ、・・・・そんで、チェ〜ンをさぁ・・・」

根岸というのはずいぶんと優しいやつで、昔からオレがピンチな時はいつも助けてくれる救世主のようなやつ。

その昔、オレが仲間と店を始めたいと言って相談した時は、そん時金のなかった根岸は自分の散髪代まで貸してくれたし、オレが群馬の山奥で車をぶっ壊した時も夜中の3時に群馬まで駆けつけてくれた。

そして今回も・・・救世主登場!チェーン持参。

ありがと、根岸。


もう昔っから、毎週のようにネギシの家に友達と押し掛け、酒を飲み、大騒ぎし、親父さんには夕食をごちそうになり、お母ちゃんには朝食をごちそうになり、ネェちゃんにも迷惑をかけまくり、ついでに犬までおびえさせ・・・と、これ以上ないくらいにお世話(迷惑)になっているオレは、せめて自分の買う車くらいは一生、根岸のところから買おうと決めている。ま、それくらいでは当分借りは返しきれないので、エーワークスの洋平やニヘイも根岸のところから車を買ってくれている。


そんなわけで、オレ一人では当分この借りを返しきれないので、車の購入をお考えのあなた! エーワークス御用達の中古車屋、根岸壱英(ネギシイチヒデ)ことネギシの「協栄自動車販売」で車を探してみては? <神奈川県三浦郡葉山町木古庭1563−3 TEL046-878-6800>

ネギシに電話して「高橋実のブログを見て連絡しました」と言ってもらえれば、きっと良くしてくれるはず・・・「してくれよ!」と言っておきます。

あ、ちなみに、お父さんもお母さんもネェちゃんも「根岸」なので、電話した時は「イチヒデ君」に言ってね。念のため(笑)。


ぴーえす。

いや〜、それにしても、今回はほんと、いろんな人に助けられ、どうにか家に辿り着いた。

夜中に駆けつけてくれた根岸はもちろん、アニキも家族を先に家へ帰らせ、一人最後までチェーンを探して街を走り回ってくれたし、横を通りかかったジープのおじさんが、わざわざ降りてきて、高速の出口まで、オレの車を牽引してくれたり。サヤカさんにも吹雪の中、ずいぶんと車を押させたし・・・

う〜ん、ありがたい・・・そして、オレ、自然ナメ過ぎ!

釣りをしながら、ずいぶんと自然のことが(少しずつだけど)分かるようになってきたつもりだったが・・・全然分かってないじゃ〜ん!

今回は深く反省、そして感謝。

 

ぴ〜えす:2

夜中の4時。家に帰ってなぜか寝付けず、衝動的に屋上で作った小さな雪だるまは、次の日ゴロタにあっけなく壊され、食べられましたとさ。

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diary

number:

035

2010.02.18

生きてます

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最近は本作りやら雑誌作りやらでずいぶんサボってしまった。

あ、写真はべガス。しかし、日本にいます。

仕事はいつも忙しいけど、どっちかというと、最近は少しの空き時間も全て「釣り」に使ってしまうので、他のことが一向に進みません!

時間は自分で作るもの! 忙しくても1日3時間の空き時間を作っては、せっせと川崎の管理釣り場に通う毎日。雨でも雪でも関係なし。このまえ大雨の時いったら、いつも賑わう釣り場にはオレ一人でした。貸し切り!寒み〜!

とにかく、何かひとつのことにハマると、生活全部がそれだけになってしまう。良くも悪くも。これは昔からだから、一生治んないだろうなぁ、たぶん。

 

デザインの仕事は、自分の中では空気と同じで、いつも当たり前のようにある生活の一部。

釣りは趣味。だから2つがケンカすることはないけれど、仕事以外の時間は全て釣りのことばかり考えているような・・・・ペンより竿を握ってることの方が多いような・・・

 

釣りに限らず、どんなことでもそうだけど、何か今まで知らなかったことをひとつひとつやりながら、気が付いたり、身につけたりする「過程」がほんと、なんとも言えず楽しい。

「これをこうしたら、どうだろう?」と仮説を立て、実際に試し、結果が出る。うまくいけば最高に嬉しい。うまくいかなかったら「じゃ、これはどうだろう?」と、また試し、結果が出る・・・の繰り返し。

仮説、実験、検証、練習、仮説、実験、検証、練習・・・・

バリバリ文系のオレが理系(ちょっと体育会系をプラス)的な思考回路で生きているってのは自分的にも面白い発見。

 

釣りにしても、デザインにしても、どこまでやっても、一生「答え」には辿り着かないもの。ハッキリとしたゴールがない。でも、そこが最高に気に入っているところでもある。

普段の仕事は目標がないと、なかなか走れない。だから「〆切」があって、目標の販売部数があって、いつも、それに向かって全力で走る・・・

 

不思議なもんだ・・・

 

一生かかっても、きっとゴールには辿り着かないだろうなって思っていること(デザインや釣りも)に対して、日々、目の前に小さな目標や〆切を定めて、一喜一憂しながら、ひとつひとつ必死にクリアーしていこうとする自分は、いったい、どこに向かって進んでいこうとしてるのか・・・・?

 

変な話だが、生まれた瞬間から、すでに死ぬことが決まっていて、もし、死ぬということが全て「リセット(ゼロ)」されるということであるなら、生きてる間にどんなに幸せだろうが、不幸せだろうが、成長しようがしまいが、はっきり言って、どうでもいいことだ。

でも、実際には、毎日、少しずつでも成長しようとするオレがいて、その成長を少しでも感じられたとき、こんなにも心がワクワクドキドキするのはなぜなんだろう・・・? 頭ではなくて「カラダ」が喜んでいるような、そんな感覚がするのは・・・

 

そんなことをふと思う時、

「死ぬ」ということは、「そこで終わり」ということではないんじゃね〜のかな・・・?

なんてことを思ったりします。

死ぬのは怖いし、死にたくはないけれど。

 

見えないゴールを、いつも、おぼろげに心の中に描きつつ・・・

さて、今日も次の「〆切」に向かって、頑張ろうと思います。

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diary

number:

036

2010.02.28

これもアート?

Unko

 

 

 

我が家の問題児2、高橋・ボウ・リトルスカイことボウちゃん。

まだトイレをマスターしておらず、たまに、床でプリプリっと・・・

ま、それはガキンチョだからしゃ〜ないが、見てください、この写真。

まんまだとリアルなので、白黒で!

ななななんと、自分のイニシャル「T.」をう◯こで表現するとは・・・やるな。

「B」の分は量がたらなかったか・・・おしい。

床にしたのを怒るより先に笑ってしまった。

あるんだね〜、こういうことも。

汚いですが、これもまた、アート。

すばらしい!

 

Bou

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