亡くなった相棒「トモ」の仲間たちが、やつが最後に残した一言を胸に沖縄に続々と集結している。
「もう一度、沖縄のビレッジにツリーハウスを創りたい」
亡くなった夜にアイツが残した言葉。
その想いをなんとか形にしたくて、トモの仲間が沖縄に集まって、ビーチロックビレッジに一棟のツリーハウスを建設する計画が進んでいる。 完成お披露目会は12月3日。名付けて「トモ祭り」。 トモが大好きだったイノキのかけ声にちなんで。1・2・3・ダァー!の日。
俺も先日まで、1週間ほど沖縄で久しぶりにみんなと過ごした。 久しぶりに見る顔。いつも見てる顔。 仕事がある人も、仕事がない人も、自分の時間を必死に作って、沖縄にやってくる。 毎日、日が沈むまで作業して、夜になったらみんなで飯を食い、酒を飲んで。 久しぶりに訪れた沖縄の地は、懐かしい事だらけで、不意に襲ってくる感情の波にやられて、そのまま席を外す事もあったけど、短くも、なんとも楽しい毎日だった。
俺は日曜大工職人なので、ツリーハウスのお手伝いは出来ないから、「雑用隊」として草を刈ったり、竹を伐採したり。食料調達のためにイカ釣りに行ったり、エビ取りに行ったり・・・ 毎日汗をかくのも、ホント久しぶりで気持ちがよかった。
本当は12月3日のトモ祭りの日まで沖縄で過ごしたかったけど、わざわざ帰ってきたのには理由がある。 今回のトモ祭りで、俺の任務は「映像作り」。 アイツが島プロジェクトのスッタフ時代に撮影された映像を元に、一本のムービーを創り、12月3日にみんなで集まってツリーハウスの完成とともに披露しようってわけだ。 トモが沖縄で過ごした5年間。膨大な量の映像・・・ っていうか、俺は映像なんて創った事ないんだけど・・・ ・・・なんていう理由は置いといて、俺に出来る全力を出して、今、必死に相方と共に映像を作っているところだ。
ここ最近は、ほぼ全ての仕事をほっぱらかしているから「社会人」としては失格だけど、大好きな一人のダチのために、人生の時間の1ヶ月や2ヶ月くらい、くれてやってもどうってことないよね。
ツリーハウス「吉田屋」の設計図。最高のツリーハウスが出来上がるはず。
映像作りにはたくさんの人が協力してくれている。 なかには「ビックサプライズ」と呼んであまりあるようなゲストの参加もあるけど、これだけたくさんの仲間たちが持つエネルギーが1つに集まれば、もう、何が起きても不思議には感じない。 これは全て、トモの人徳、という事にしておくか。
12月3日。沖縄ビーチロックビレッジ。 トモの知り合いであれば、参加は自由。
祭りの日まであと10日もない。 あともう少し、全力疾走でいこう。
元気があれば、なんでもできる!
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