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number:

113

2013.04.02

オススメ

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少し前の製作ラッシュの影響か、最近自分の身体が色々なものを「インプット」することを求めてる。

普段あまり読まなかった本を急に読み出したり、最近あまり買わなくなったデザインの本や雑誌を買ってみたり、音楽や映画への欲求がむくむく湧いてきたり・・・

そんなときはその欲求を抑えず、気の向くままにアンテナを張ってると、ほんとうにいろんなものがひっかかってくる。きっといつも、同じように身の回りにこういった情報は溢れてるんだろうけど、そこに「周波数」を合わせないから気がつかない。今の自分の周波数は「インプット」にピタリ。自分に良い影響を与えてくれるモノ、人、作品たちが目に、耳に、自然に飛び込んでくる。

 

自分の言葉で言うと「周波数」。ラジオみたいなもん。カッコ良く言うとバイブス・・・みたいな感じ?

人間関係も一緒だね。似た者同士、同じバイブス、同じ周波数の仲間が集まるのは、自分にとってはすごく自然なことに感じる。動物的。だから、仲間=自分。仲間は自分の鏡。良い仲間がまわりにいるなと感じれば、それは自分も最高ってことかなって思う。逆に、仲間が悪いのは自分のせいじゃんって。思うことにしてるんだよな・・・・って、また話それちゃったよ。

 

そうだ、そんな「インプット」のタイミングで出逢った一本の映画。

 

「フラッシュバックメモリーズ」

 

オイラは説明が苦手なので、サイトから拝借

『2009年11月26日に首都高速で追突事故に遭遇したGOMAは、記憶の一部が消えてしまったり新しいことを覚えづらくなるという高次脳機能障害の症状が後遺し、後にMTBI(軽度外傷性脳損傷)と診断された。一時はディジュリドゥが楽器であることすらわからないほど記憶を失っていたGOMAがリハビリ期間を経て徐々に復活する過程を、GOMAと妻すみえの日記を交えて振り返りつつ、突然異なる映像が頭の中に飛び込んでくる症状「フラッシュバック」をアニメーションで表現。WWWで行なわれたGOMAのスタジオライブの模様と過去映像、そしてフラッシュバックが共存する、文字通り「全く新しい形の3D 映像作品」であり、まぎれもない「家族愛の物語」である。』

 

 

ディジュリドゥアーティストのGOMAさん。そして事故で脳に障害を受け、過去の多くの記憶(思い出)を失い、またほんの少し前の記憶すら失われていくという毎日の中で、それでも「そこ」から前を見て、新しい記憶を少しずつ積み重ねていこうとする姿を追ったドキュメンタリーという記録。

初めて触れたディジュリドゥという楽器の「地球の鼓動」とも言われる音、それを吹くGOMAさんの姿、前に進もうとする意思、自由という言葉の意味、思い出、記憶、記録・・・いろんな意味で素直に感動。

「I Believed the Future.〜未来を信じる」というメッセージ。

いやぁ・・・

 

誰もが感動する作品なんてないんだろうけど、個人的には超オススメ。

どこでも観れる映画じゃないけど、オイラは渋谷で。

単純に、ディジュリドゥのライブ映像としてだけでも、金払う価値ある。ディジュリドゥ、マジすげっす。

ノリノリとはほど遠いオレの身体ですら、自然に動いちゃったもん(笑)

思わず衝動買いしたCD。夜中にこっそり聞きながら、微妙に身体揺らしてます。

 

久しぶりに、ライブ行っちゃおうかな・・・・

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diary

number:

112

2013.03.28

CHANGE MY LIFE. sono:1

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人生を変えた、なんて言うと、ちょっとオーバーかな。

自分が歩いていく道の途中に現れる「道しるべ」みたいなものなのかな。

 

人やモノに限らず、「出会い」によって、自分の人生が大きく方向付けられる事がある。

 

今回は「本」。そしてその本の中の登場人物とその本の著者の方との出会い。

写真の4冊はどれも「森永博志」さんという人の著作。

オレの中での「カッコイイ大人」を代表する一人。

森永さんの本が、なぜかいつも、オレの人生のターニングポイントにひょいっと現れて、折れかけた心に静かに火を灯してくれる。ホント、いつも、恐ろしいほどのタイミングで現れる。

 

 

Csmic

 

「Cosmic Journey to Island 地球の星屑」

 

初めて森永さんを知るキッカケになった本。デザインをはじめた時に、「こんな本が作れたらデザインの終点」と思って、目標にしていた本。ビックリするくらい「カッコイイ」。その2年後、まさかこの本のリメイクを担当することになるとは・・・正直、夢にも思わなかった。でもその本がキッカケで森永さんにも会う事が出来て、森永さんにかけてもらったひと言のおかげで、ここまでなんとかデザインという仕事を続けて来れた。今も変わらず「目標」にしてる本。

 

 

Goldrush

 

「ゴールドラッシュ」

 

「クリームソーダ」の代表、山崎眞行さんとその相棒の伴晋作さんの物語。

「原宿」という街を作り上げた人間の一人。

気持ち良くなるくらい痛快で、無鉄砲で、ロマンチックなストーリー。でも、本当のお話。

「人の意見に振り回されず、まわりの目ばかり気にせず、自分に似合ったことをすればいい」

この本を読むといつも思う。なぜか自分がピンチになった時に目の前に登場する本。

 

 

Takara

 

「宝はいつも足元に」

 

こちらも同じく山崎眞行さんの物語。

 

本の裏帯から内容紹介を拝借。

 

はじまりの気分は、怪人二十面相とパイレーツだった。原宿でドクロ旗をかかげ、巨万の富を手にした。英国からきた女神と出会い、世界を旅した。幾千、幾万のデザイン、アートを世に放った。プール付きのビルを東京の中心地につくった。名もなき道に名前もつけた。何もかもを成功の賜物として手にできたはずなのに、山崎眞行は何も自分の物にしなかった。何も欲せず、何も望まなかった。64歳。生死が危ぶまれた手術が成功し、町に生還したとき、はじめて自分の人生の真実を見ることになった。すべては自分の足元にあったことを知った。山崎眞行、初の自叙伝。

 

この本がなかったら、今、こうしてGARAGE WORKS-SoulTreeとして、このオンボロ工場に移り住むこともなかった。

この場所を一緒に作ろうとはしゃいでいた相棒を突然亡くして、いろんなことにモチベーションを感じられなくなっていた時に森永さんが送り届けてくれた本。このとき実に、原稿以外の「本」を読んだのは2、3年ぶりだった。なんであのとき、本を読もうと思ったのか。今でも不思議。

本当の意味で、人生の転機になった本。

 

 

Dropout

 

「ドロップアウトのえらい人」

 

最後にこの1冊。

オレが思う「カッコイイ大人」大集合の1冊。

人生のサンプルとして、これほどクオリティーの高い本もなかなかない。

「ドロップアウトすること」その行為自体がエラいのではなくて、「ドロップアウトした」と人に言われようとも「自分の人生を自分で描こうとすること」が大事なんだなぁ〜って、思う。

 

人の目や世間の声って、気にしだすと本当に気になるけど、

冷静に眺めてみると、本当にいつも無責任で、ピンチな時に手を差し伸べてくれたりはしない。

実体のない「目や声」に振り回されるより、最も身近に、いつもいる「自分」を信じた方が、道に迷わない。自分は自分を絶対に裏切らないもんね。いやでもいつだってそばにいるし(笑)。

人を信じる時は、「その人を信じる自分を信じる」って、思う。だから自分を信じられないと、人のことも信じられない気がするんだよな。ちょっと自己チュウかもしれないけどさ。

 

あ、ヤバい、またあらぬ方向に・・・・

そんなわけで、残念ながら絶版で、中古でしか手に入らない本もありますが、どこかのタイミングで、この本に出逢った時は、ぜひ一度読んでみてください。

 

 

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number:

111

2013.03.21

大好きな歌、詩、唄。

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音楽をそれほど聴かずに育ってきたオレでも、過去に何度か音楽に「ハマった」時期がある。

小学生の時に、なぜか「スティービーワンダー」にはまった。初めて買ったレコード。

ちなみに、クラスの発表会で友達を四つん這いにさせてピアノに見立て(いや〜、ホントしょうもない)、スティービーワンダーのモノマネをしたら、誰1人理解できず、ドンビキ・・・ちょっとしたトラウマっす。

 

中学生で「ブルーハーツ」にハマった。これは強烈だった。全曲ハシからハシまで暗記して、朝から晩まで歌い続けて毎日を過ごした。ホウキはギター。バケツはドラム。でも、ライブ映像のヒロトの弾けっぷりを見てビビって、ライブには結局行けなかった。根性なし。

 

高校生でラップにはまった。高校は横須賀、米軍基地とネット1枚のおとなりさん。アーティスト名も分からないラップをラジカセで聴きまくった。ラジオはいつもFEN。おかげで今でも黒人は恐いけどなぜか大好きだ。カッケーって思う。

 

それ以降は空白期間。

もちろん、好きなアーティストはたくさんいたけど、朝から晩まで一日中、何周しても飽きずに聞いてるような、強烈にハマったアーティストってのは、なかなかいなかった。

 

そんで、久しぶりに強烈にハマったのがCaravan。ホント、良く聴いた。

音楽はもちろん最高だけど、自分では不思議だった。ブルハーとか、ラップとか、そういうのとはまた違った、不思議なハマり方。わかるかな? 自分の中のどうしようもない訳の分からん「怒り」「爆発」みたいな物をのっけたハマり方じゃなくて、いつもの生活の中で、いつも聴いてる音楽。そんな感じだ。

初めて聴いたとき「福山雅治?」って思ったけど(笑)。

 

店を作ったら、ライブをやってほしいなぁ〜っと思っていたから、実際にやるって話になった時は素直に嬉しかった。スタッフのみんなもなぜかCaravan好きが多かったから、なおさら。

最初のうちからずーっと聴いていて、どんどん音楽もレベルアップして、そしてまた原点に。最近の彼の音楽を聴いてると、そんな風に感じる。

「あの頃」に戻るんじゃなくて、進化したその先で「原点」に戻った感じが、個人的にはすごくリスペクト。

それって意外と難しいこと。

「あの頃のオレに戻ろう」なんて、本当は一番やっちゃいけないこと。そう思っちゃった時点で、もう心は折れちゃってる。どんな道を通っても、「今ここにいる自分」がベスト。いつだって、今がベスト。

 

最近、MVがアップされたから、ぜひ一度。すごくいいね。あいかわらずだ。

 

 

ジャケ写

 

お店ではCDの販売もさせてもらってます。

こちらも最高っすね。音楽は感覚だから、言葉ではうまく言えないけれど。

 

おかげさまで、ライブのチケットは、まさに「あっ!」という間に数秒で完売してしまいましたが、当日のライブ、今から楽しみです。

 

※写真はSoulTreeのWebページ制作時におかりした写真を使用させていただきました。

 

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diary

number:

110

2013.02.18

飽きっぽい自分の生かし方

ITA

 

 

 

最近はこんなのも作った。

合板じゃなくて、無垢のラワン材(安いけど木目もキレイで磨くとステキになるよ)を切って、丁寧にヤスリをかけてツルツルにして、焼き印がないから(欲しい!)お店のスタンプを押して、最後にOSMOのクリアを塗って仕上げ! ピザを置いてみたり、ランチのプレートで使ってみたり、簡単だけど、いろんなものに使えます。なかなかよろし。

 

 

ところで、本題。

 

こうやってい、適当ながらもいろんなモノを作っていると、「職人」に憧れてしまう自分がいる。
っが、性格的にあまり「職人向き」じゃないことも、これくらいの歳になると、何となく分かってきたりもする。
何か「ひとつ」を作り続けることがあまり得意じゃない。だからなんでも作ってみたくなる。手を出してみたくなる。
なんでも作ってみようとするから、ちょっとだけならいろんなことが出来る。でも、何一つ、職人さんのようには出来ない。
はて、どうしたものか、この性格・・・・
なんてちょっと悩んだ時期もあった。
でも、最近気がついた。
職人さんの手を借りて、物をカタチにする方法もあるんじゃないかな・・・と。
新しいアイディアを考えるのが楽しいから。いつもいつも、新しいアイディアを考えて暮らせたら、それが一番いいんだ、自分にとっては。

同じものをひたすらいくつも作って腕を磨いていく職人さんに憧れるけど、今のオレには無理そう(まだ諦めてはいませんがね)。
だから、新しいアイディアを考えて、まずひとつ、ヘタクソながらも自分でサンプルを作り(そこまではできる)、アイディアが完成したら、それを売ってみたくなったら、そのアイディアを持って、職人さんに頼んで作ってもらえばいい。
オレが今から「売れるレベル」の技術を身につけようと思ったら、ひとつの作品を作るのに10年かかっちゃうもん。技術が追っ付かなかったら、どんなけ新しいアイディアを考えても、いっこうに「カタチ」にはならないもんね。それではなつまんない。
でも、職人さんと話す時に「未経験&無知」じゃ、込み入った話は一切出来ない。だから、「最低限の経験と知識」は持っておきたい。最低限の知識と経験があれば、無知よりは遥かに、職人さんからいろんなモノを盗み取れるし。話していても楽しい。

まずは自分でヘタクソながらもアイディアを詰め込んだサンプルをひとつ作りながら、楽しみながら「最低限の経験と知識」を得る。そして、そのアイディアを職人さんに上手に作ってもらい、きちんとした商品として店頭に並べたい。

いろんなことに手を出すけど飽きっぽい自分の性格をなんとかポジティブ活用する為の作戦。
よし、それならいけそうだ。なんか面白くてカッコいいモノないかな。

でも、そうやって、いろんなものに手を出し続けてる間に、そのうち、何歳になってもいいから、最後に「これだ!」っと思える「手に職」に出会えたら、嬉しいんだけどな。

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diary

number:

109

2013.02.15

ステキ布

Kilim

 

 

 

お気に入りのソファ。背もたれなしのぼろソファ。

シートも、手をかけるところもボロボロで、それじゃ〜あんまりだから、知り合いから買ったお気に入りのキリムをかけてごまかし(?)てる・・・んじゃなくて、このキリムがあるから色合いが最高にお気に入り。

キリム=Kilim。トルコに伝わる平織りの織物。色も派手なものから地味なものまで、模様も様々で本当にいろんなのがあるんだけど、おいらの場合は何かと古いものが好きなので、「ダメージド・キリム」と呼ばれる、簡単に言うと「中古」の使い古したキリムをあえて買った。この色褪せた感じが派手すぎなくて好きだ。「enmock」の重田くんからいろいろなサンプルを見せてもらい、その中から選びに選んで買った5枚のキリム。本当は別の目的のために買ったんだけど、お気に入りのソファがあまりにボロボロになったから、かわいそくなってパサッと被せてやったわけです。これでもうしばらく現役生活送れますな。こいつのお手入れ方法は簡単。汚れたら中性洗剤かけてゴシゴシモップでこすって、お日様の下でカラリと乾かしてやればそれでオッケー。相方のセーターを乾燥機で乾かしてすぐに縮ませるオレとしては、そんなラフな感じもお気に入りの理由です。

 

あ、いけね、本当は別のこと書こうと思ったのに、ついついキリムに目が行ってしまった・・・

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number:

108

2013.02.15

最近のうちのお店〜内外装編

Tennai

 

 

 

そういえば、最近のうちのお店の様子とか、全然出してなかったなぁっと思ってさくっと報告。

お店のスタート時から比べると、手作りのテーブルやベンチなども増えて、だいぶ居心地のいい空間になってきた。今度ゆっくりひとつひとつ紹介できたらなぁっと思うけど、手前の木の天板に鉄の足を付けたテーブルやベンチはお店の横の工房でひとつひとつ手作りで。まだまだへたっぴで、とても人に売れるようなもんじゃないけど、それでも自分なりにあれやこれや考えて、使ってみたら、また改良してってのが楽しい。たまに「この家具売ってってないんですか?」なんて聞いてくれる人がいると、それがまた作るモチベーションをマックスにしてくれる。早くうまくなって、ひとつでも売りたいなぁ。なぁ〜。

 

 

Gaisou

 

相変わらずの怪しい外装。

でも、オイラはこの外装が、好きなのさ! LOVE 鉄工所!

 

 

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だって、このトタンの色とか、最高だよね。

CDや雑誌の撮影で人気のトタンくん。分かる人は分かる・・・うん。

 

 

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もっともっと、居心地のいい空間にしたい。

もっともっと、おいしい料理を出したい。

もっともっと、おいしいコーヒやお酒を出したい。

もっともっと、もっともっと・・・・

あーきりがない・・・

 

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diary

number:

107

2013.02.13

いろいろ手を出す

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気になったものは、ついついなんでも手を出してしまうタイプ。
革細工もそのひとつ。
たまにムショーに作りたくなって、あれこれ作って満足するとまたしばらくやんなかったり。
そんなだからなかなかうまくはならないけれど、自分が使うちょっとしたものくらいは別に失敗しても売るわけじゃないし、だいたい自分で作っちゃう。
今回はこれ。お店で使う伝票のカバー。お会計伝票をテーブルに届ける際のちょっとした気遣いグッズ。
2つ折のパタンと閉めるやつは、何となく「高級な店っぽい」感じがどうも好きじゃない。うちは高級な店じゃないし。

 

Denpyou


そこでなんか面白いカタチはないかなぁ~っと考えたのが革のカバー。伝票のクリップに挟んで使えて、ペラッとめくりやすいように、ちょっとつまめる部分を付けて。あとはまわりを縫って、完成。いや、ほんとはお店のロゴの「焼印」なんてあったら最高なんだけどな。真ん中にポンッと押せたらサマになるのになぁ・・・次は焼印作りたいすな。よし、作るぞ、焼印。

 

ちなみに、銀色の伝票ホルダーも自分で作ってみた。作ったなんて言っても、ただアルミの板をホームセンターでカットしてもらい、まわりを削って穴あけて、クリップのパーツを取付けただけのシンプルなもんだけど。なんか市販の伝票ホルダーよりも少し厚手の重みがあるアルミの板がいいなぁっと思って。ずっと使い続けて、だんだんアルミに細かい傷がついて年季が入っていく感じが・・・なんて妄想中。今はまだピカピカなのさ。

 

この伝票ホルダーに年季が入る頃には、今よりもっといい店ができるはずだね。

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106

2013.02.05

こっそりと作りまくる日々

Kanban

 

 

 

こう何度も「久しぶり」してると、今さら更新しなかった言い訳も寒いので、何事もなかったかのように再開。

 

「作る人」になりたくて借りたこの物件。

この物件が出来るまでもそりゃーいろいろ大変だったけど、お店がオープンして以来、細かいものを合わせたら、一体いくつのものを作ったか・・・もう覚えてない。

看板、棚、テーブルやベンチ、トビラ、木のお皿や箱、メニューブック・・・数え上げたらきりがない。それでも、日々、どこからともなく湧いてくる湧いてくる! 

 

お店で使うものはなるべく自分で、自宅で使うものはなるべく自分で。

 

そう思って「使いたいもの」や「不便な箇所」を作ろう、直そうとすると、いつも使っている「やることリスト(ノート)」はあっという間にびっしり。あまりの多さに、時々パンクしそうになるけど、これでこそ、この「場所」を作った甲斐があるってもんだ。

 

へたくそが、少しでもうまくなるためには、「とにかく考えながら回数をこなすこと」。

それしかない。

コツコツ作る。ひたすら作る。

知ってる人に聞きまくる。調べまくる。そしてまた作ってみる。

コツコツ、なるべく「時間の間隔をあけず」に作る。覚えたことを忘れないように。

合ってるか間違ってるかは知らないが、これがオレの上達法。遠いようで実は最速の道。

 

お店と家があれば、「作らないといけないもの」は絶えずゴマンとあって、追いつかないくらいだから、しばらくはヒーコラいいながら楽しめそうだ。無我夢中にやっていたら、気がついたら、いつのまにか色々作れるようになっていた・・・・ってのがベストなんだけどな、どうなることやら。

 

最近作り始めたのはお店の看板。

上の写真のように、まだパソコン上で簡単な図面を書いているような状態。

用意しなきゃいけない材料やサイズを正確に出すのは、パソコンを使った方が頭が整理できていい。

絵がキレイに描けないってのもあるけど、何かを作り始める時は、単純なものをのぞいて、たいがいは最初にパソコンで簡単な図面を作る。設計士ではないので、あくまで自分が分かればいいくらいの。

鉄のフレームと木の看板。溶接と木工。

ランチタイムとディナータイムをクルッとまわして、表面と裏面で切り替えられるような。

白い文字の部分はうまいこと手書きでかけると良いな。フリーハンドはまず無理だから、絵が下手なオレでもうまく文字を木の看板に、白いペンキで転写できる方法を模索中。

 

こちょこちょと報告していきますね。

 

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どうでもいいことだけど、溶接ってめちゃくちゃ面白い。

だってほら、鉄がくっつくんだぜ。もうなんだって作れますよ的な気持ちになってしまいます。

まぁでも、実際にやってみると、うまい職人さんとの「差」に唖然とするんですがね。

ま、自分で使うモノなら、ちょっと汚くてもいいさな。

ススメてもどうなんだとか思いつつ、オススメ。

オススメ? ・・・・うん、オススメっす。

 

ほいでは。

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number:

105

2012.11.04

横田くんのタイル

TILE

 

 

 

思わずハッとするような海色のタイル。

その名も「MALINE TILE(マリンタイル)」。

もうかれこれ15年くらいの付き合いになるオイラのグラフィックデザインの師匠でありマブダチ、横田くんの作ったタイル。

グラフィックデザイナーが、なんでタイルを作っちゃうのかって言うと、「横田くんだから」というのが、オイラとしては正直一番しっくりくるが、それでは他の人がさっぱり分からないので軽く説明。

陶芸教室に通い始め、突然「タイルを作る」と言い出したのが3年ほど前の話。

そこから、ことあるごとに岐阜県まで通い、タイルを焼く職人さんをひっつかまえて、アーでもないコーでもないとなかなか出来ない日々が続く。青い色は特に難しいらしいし、独特の凹凸から生まれる色の濃淡の表現などなど・・・まぁ、想像するに、横田くんの「感覚的な言葉」を形にする作業は、横田くんより、むしろ職人さんの方がさぞかし大変だっただろうなぁ〜っと思う。

3年だぜ、3年。

諦めなかった横田くんもすごいが、もっとすごいのは、完成を間近にして「販売方法」を全く考えていない横田くんの方がさらにすごい!

まぁ、販売なんてことに関すると、オイラも横田くんもあまり変わらないけど、そんなオレでも思った。

「なぜ、タイル・・・?」と。

だってさ、売ろうと思ったら、お皿とかさ、いろいろあるじゃん、売りやすそうなもんが、他にも。

スゲーきれいでも、「はい」とか言って、タイル1枚渡されても困るとこあんじゃん、想像するだけでも。

だから聞いてみた。

「なぜ、タイル?」と。

 

そしたら、横田くんは真顔でひと言。

 

「だって、ミノルも、キレイなモン好きでしょ?」

 

「・・・・ハイ。好きです。ヒジョーに。」

 

ざっと言うと、これが横田くんだ。

「キレイだから。気持ちいいから」

それでいーのだ。

これには参った。3本くらいとられた感じがした。さすがお師匠。ハンパねーっす。

 

そこでオイラも、少しはお手伝い。

お店に置いたり、展示会に出すタイルテーブルの脚を作ったり。

こんなけ頑張って作ったタイル。やっぱし売れてほしいし。

なんせ、友達とかなんとかって言うより、とにかくキレイだ、このタイル。ビックリするくらいに。

みんなにも、ぜひに見てほしいっす。

 

お店にもあるし、4日まで(ギリギリだー)は「『デザインして作る人たち 現代手工業乃党 2012 Exhibition (9th)』」という展示会にも出品中。かなり好評なんだとか!

 

あなたも、キレイなもの、好きでしょ?

 

 

 

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diary

number:

104

2012.10.19

さささいかい&緊急告知です。

SAIKAI

 

 

 

どっこい生きてます。はい、ヒジョーに元気です。

何をやってもあまり続かない性格・・・なおしたい気持ちでいっぱいですが・・・うん、どうでしょうか。なおしてみます。

どうせだれも見てないしねーっと思っていたら、会う人会う人に「見てますよー(最近更新しませんねー)」などと声をかけてもらい、嬉し恥ずかしな感じで、またちょっと更新なんてしてみたりしております。ありがとござんす。

 

テレビも見ないし、ついったーやらふぇいすぶっくやらはよくわからず、あいほんもないし、時代からは完全に取り残された感はありますが、その分、マイペースでのほほんと過ごす毎日。お店はまだ始まったばかりでなんだかんだとバタバタしとりますが、そんな毎日にも最近慣れてきました。(あいほん5を買っちゃおうかなーなんて、最近思ってるんですがね〜)

 

築40年を超える鉄工所。こいつとの付き合いももうすぐ1年に近づいてきて、問題を見つけては治し、また見つけては治し。音漏れやら雨漏りやら、何かと漏れることの多いこいつの修繕は、いわゆる「人の目につかないところ」ばかりで、建物全体を満足いくまでカッチョ良くするのに、いったいどのくらいの時間が必要なんでしょうか。

ま、それもまた、コツコツとヒマせず、飽きずに過ごせる、この物件を借りた理由ではありますがね。

 

ほんでも、雨漏りでも音漏れでも、必要に迫られて屋根の上に登ったり(地上7メートル!恐過ぎです)、天井に防音材を貼付けたりなんざをいろいろやってると、普通の生活ではあまり必要ないであろうと思われる能力がいろいろ身に付くもんで、「作る人」ことゴローさん(GORO'Sのゴローさん、または「北の国から」のゴローさん)を目指すオイラとしては、何をやっていても、それはそれで楽しいもんです。必要な能力です。そんなことをしていると「お、これはブログで書けば面白かったのになー」なんてことが意外と多く、そんなこともあって、再開してみたわけでやんす。

「別に自分でやりたくはないんだけど、見てる分には楽しい」

そんなネタを随時お届けしたいと思います!

 

ところでところで、緊急告知。

オープン以来ではありますが、アニキのアユムがウチの店で「珍しい」トークライブをやることに。

しかも今週の土曜日に。近!

そんなわけで緊急告知です。

いつものトークとはまた違った切り口で、「アホアホ失敗ネタ」を余すところなくご披露するとかしないとか。まぁ、山ほどあるんですよね、失敗談。というかむしろ、成功したと思われるネタの10倍はあるでしょう、少なくとも。仲間と飲んで昔話が始まると、毎回笑い過ぎでお腹いたくなるわ涙出るわで大変です。

お時間、完全にありませんが、気になる人はぜひに!

 

 

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高橋歩 特別限定トークライブ

「毎日が冒険・番外編」

高橋歩の自伝的ストーリーについて、今までトークライブではあまり語ったことのない、裏話・笑い話・馬鹿話・ぶっちゃけ話のオンパレード。悩んでいるのが馬鹿らしくなる、笑って笑って元気になれる高橋歩の原点的・幻のトークライブが、二子玉川の隠れ家的Cafe-Bar「Soul Tree」でシークレットに復活します。

注*役に立つこと、真面目なことは一切カット!?感動的な話はございませんので(笑)、ご了承ください。

 

日時:2012年10月20日(土曜日)

場所:café SoulTree(カフェ・ソウルツリー)

イベント開催:19:00開場 19:30スタート 20:00~高橋歩トークライブ

 

◆日程・タイムテーブル:2012年10月20日(土曜日)

19時00分開場/19:30 開演、終了:22:30予定 その後、飲み会


◆会場:café SoulTree(カフェ・ソウルツリー)

〒157-0077 東京都世田谷区鎌田3-2-15

TEL 03-6411-7312   OPEN 11:30-26:00

 ◆入場料:3,000円(1ドリンク&軽食付き)

*その後、必要な方はドリンク&フード・・・キャッシュオンにて。

◆定員:50名


◆お問い合わせ:株式会社A-Works TEL 03-6683-8463 担当:こかい


◆予約:お名前、メールアドレス、電話番号、参加人数をご記入の上、下記メールアドレスにお送り下さい。件名は【高橋歩イベント申し込み】にして下さい。
[email protected]


※定員になり次第、締切ります。

 

 

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