GARAGE WORKS

diary

number:

083

2011.12.30

廃墟から物件へ

Konkuri2

 

 

 

「早く物件になりたぁ〜い」と願い続けたこの愛すべき廃墟が、とうとう「物件」に生まれ変わる日が来た。こいつの晴れの舞台を見に行くべく、珍しく早起きして現地へ。この日はいよいよコンクリートの流し込み作業。

 

KONKURI

 

前日からコンクリートを流し込む前の下工事をしてくれていた。流し込んだコンクリが割れないように網を敷いたり、でこぼこの地面が水平になるようにレベルを出したり、キッチンになる部分には配管工事をして・・・大工のアニキ達がチャチャチャ〜っとね。うーん、頼りになりますわ。アザス!

 

そしてそして、次の朝はいよいよミキサー車が到着し、ドバババ〜ンっとコンクリートを流し込み。

ちょっと途中で抜け出して、再び戻ると、ありゃりゃ、もうキレイになっとるじゃないかぁ〜!

上の写真は流し込んだ直後の状態。ここから左官屋さんが「おさえ(だっけな)」っていう作業をして仕上げてくれる。たまに見かける、コテを使って表面を奇麗に仕上げるあの作業。コテひとつとっても、金属のものもあれば、木のコテもあって、その仕上げの風合いによって使い分けるんだって。

「どんな仕上げにする?」って言われて、迷わず「使い古した感じで」とオレ。

できたてなのに使い古した感じ、ってのも表現的に無理があるか?

ちょっと左官屋のアニキも戸惑っていたので、「少し荒めで」と表現をチェンジ。

すると木ゴテを取り出してチャチャチャッと足下のコンクリをならしながら、いくつかの仕上げを解説付きで実際に見せてくれた。見事なお手並み。

「これとこれの中間くらいはどうすかね?」

「これよりもうちょっとだけ荒い感じとかは?」

などと、オレの分かりづらい注文も聞いてくれたおかげで「こんな感じっすな!」という仕上げが出来た! ただし、足下の部分で。

「オッケー、それじゃー、この感じで仕上げておくよ」と左官屋のアニキ。

ふと足下から目を上げるとどこまでも広がるコンクリの床。 これを全部・・・? マジっすか・・・ほんと、おつかれさまです! すげーよ、左官屋さん!

 

ガッチリと固まるまでに余裕見て3日くらいって。

早く入りたいなぁ〜、寝そべりたいなぁ〜。


お正月よりも、早く入るのが楽しみな今日この頃。

んでも、あの物件、いろんなとこに穴開いてんだよなぁ・・・・

猫の足跡とか・・・そんなベタなアクシデントがないことを祈る!

ドキドキっすな。

GARAGE WORKS / Minoru Takahashi
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